日記

屋根瓦のQ&A その④

2016/01/21
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Q

雨漏りしていると思って相談したら、結露しているとのことでした。結露の原因と対策は?

A

「結露」は、室内温度と外気温の間に大きな温度差が生じることが原因で起こります。
最近は高気密高断熱の家が増えてきましたので、雨漏り対策と同様、大きな問題になっています。昔の木造住宅等では、家自体の風通しが良かった(すきま風等)ことや調湿建材(漆喰)が壁に使われていたこともあり、こうした問題が生じることは殆どなかったのですが、現在の断熱、断湿の建材を多く使うかぎり、解決策はなかなか難しいようです。
目立たない部分に、小さい自然排気口を設けたり、夏の冷房や冬の暖房時に意識的に換気扇を回すなどの措置が必要でしょう。
雨漏りと間違えてしまうような結露に関しては、屋根裏(天井裏)の換気をしっかり行うことが必要になります。和瓦では、桟山の部分で通気があるため、瓦裏(野地表面)の通気があり屋根板の腐食などの防止の効果があります。
結露など湿気の排除がうまくいかないと、建物の寿命にも大きな影響を与えるだけでなく、最近では見えない所にカビが大量発生して、肺疾患の原因になるなど、住んでいる方の寿命も縮めてしまいますので、要注意です。

 

 

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