日記

【雨漏り修理の費用】知らないと損

2020/02/24

 

 

こんにちは、ムカイです。

佐賀・福岡・長崎において年間500件以上の雨漏り調査、これまで約12,000件を解決をしています。

 

■雨漏り修理の費用を知りたい方

つい最近、雨漏りを発見したが、

どこの業者に頼んだらいいのかわからない…。

費用はどのくらいだろう…?

高そうなイメージだし、一度呼んだら断りにくそう…。」

そんな疑問にお答えします。

 

■本記事のテーマ

【雨漏り修理の費用】知らないと損をする

 

■主な雨漏りの原因(以下、雨漏りが頻繁に起こる箇所)

 

① 谷板金の老朽化

② ルーフィング(防水シート)の老朽化

③ 雨樋の損傷(2階屋根)

④ 棟、隅棟の損傷

⑤ サイディング目地の老朽化(シーリング)

■この記事を読むことで「雨漏りの各原因箇所のおよその費用」をイメージできるようになると思います。

 

「現場きつくて嫌だなぁ…」と若い頃に感じていた20数年前。

でも今の僕があるのはその時頑張っていたおかげです。この仕

事に感謝の気持ちを込めつつ、記事を執筆します。

 

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

原因① 谷板金の老朽化

 

屋根の形状によっては「谷」という箇所が存在することをご存知でしょうか?
「谷」=雨水を集めて流す箇所
この「谷」の箇所において主な原因は老朽化になります。
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【原因】何故、老朽化なのか?

20年以上前に谷の材料として使用されていた「銅板」が瓦の釉薬や酸性雨によって反応した結果、が空き、そこから雨水が侵入してくるといった感じです。
【解決】雨漏り処置の方法
既存の銅板を撤去 → 新しく「ステンレス製品」または「ガルバリウム製品」の谷材に交換。
【価格】工事範囲よって異なる
およそ 6,000円〜8,000円/m

谷からの雨漏りは谷材を交換する以外、選択肢はありません。
ほんの針穴くらいでも容赦なく雨漏りは起こりますので、下地などの腐食が進行する前に早期の解決を検討してください。

 

 

 

原因② ルーフィング(防水シート)の老朽化
「ルーフィング」=屋根材の下地に使用されている防水シート(2次防水の役割をもつ)

この「ルーフィング」の主な原因は老朽化になります。
※非常に多い雨漏りの原因の一つなので、詳しく説明します。

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■【原因】何故、老朽化なのか?

新築時に施されたルーフィングは、年月と共にいづれは寿命がきます。しかしその寿命を進める理由がいくつかあるのでお伝えしますね。

・台風時に屋根材(瓦・板金・スレート)がズレ落ちたり、割れたりすることで雨水が侵入する。

・屋根の塗装を行った際に「縁切り」を怠った。

・「にわか職人」が間違った判断で、やってはいけない箇所にシーリング処置をした。

順に説明します。

 台風時に屋根材(瓦・板金・スレート)がズレ落ちたり、割れたりすることで雨水が侵入する

台風時は特にご自宅の屋根の点検を必ず行うようにして下さい。早期発見がルーフィングの寿命を延ばします。

点検においては、ほとんどの業者は無料で行うはずなのでお願いしてみましょう。

 屋根の塗装を行った際に「縁切り」を怠った

「縁切り」をご存じでしょうか?  塗装を行う際は、工事業者に必ず「縁切り」をするようお願いして下さい。

「縁切り」とは、塗装工事の際、塗膜によって塞がれた屋根材の重なる部分の隙間を切って(縁を切る)雨水の抜ける道を確保することです。

もし縁切りを怠った場合は、毛細管現象※という問題が発生し下地のルーフィングにまで雨水の侵入を許してしまうことになるのです。

※「毛細管現象・雨漏り」などで検索してみると数多くの雨漏りの事例がでてきます。

 「にわか職人」が間違った判断で、やってはいけない箇所にシーリング処置をした

いわゆるプロの職人から言わせると、シーリングを使用した雨漏り処置は素人同然なので気をつけましょう。

あくまでもシーリング処置は補助的な役割になります。もし万が一誤った箇所にシーリングを施すと雨漏りをより加速させることに繋がります。

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 資料:紛争処理支援センター

画像で表しているとおり、リフォームに関する被害が後を立ちません。特に雨漏りは毎年上位に位置します。

【解決】雨漏り処置の方法
既存の屋根材を一時的に撤去 → 新しいルーフィング材(防水シート)に交換 → 一時撤去した屋根材を再び復旧する。

※注意:業者の提案によっては屋根全体のリフォームを促される場合があるので要注意。基本的にルーフィングの交換で雨漏りは止まります。(瓦の塩害や土葺きの屋根など条件が異なる場合は除く)

【価格】工事範囲・選択する資材によって異なる
およそ

30,000円~350,000円

ルーフィング材(防水シート)にはグレードがあります。業者の説明を詳しく聞きながら、許容範囲内の予算でしたら「透湿防水シート」を選択されることお勧めします。字のごとく、雨水を防ぎ湿気を逃がす性質がある優れもの。丈夫で長持ちします。

 

 

 

原因③ 雨樋の損傷(2階屋根)

「雨樋」=屋根の上に降った雨水を一箇所に集め排水する役割を持つ

軽視されやすい「雨樋」ですが、相談件数でみると雨漏り修理に次いで2番目に多いんですよね。

この雨樋によって引き起こす雨漏りの原因は、「2階屋根の雨樋が損傷しているから」ということです。

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【原因】何故、2階屋根の雨樋は損傷するのか?

いろんな理由がありますが、例えば積もった雪の重みで変形したり、強風時に破損したり、一部施工ミスによっても損傷する場合もあります。
このような事態になると雨樋本来の役割を果たせません。
【解決】雨漏り処置の方法
既存の損傷箇所のみを撤去 → 新しく同類の雨樋に交換。
【価格】工事範囲によって異なる
およそ 18,000円〜180,000円(状況によっては足場が必要な場合があります)

原因からわかるように2階の屋根に降った雨水は、雨樋の損傷箇所から一気に滝のように流れ、最終的に1階屋根に叩き落ちるよう状況が生まれ大変な事態になります。繰り返しになりますが、雨樋は大切な役割を担っています。早期解決をお勧めします。

 

 

 

原因④ 棟・隅棟の損傷

「棟・隅棟」=屋根の三角部分の頂点

棟や隅棟の基本的な施工は、土台に「赤土」が使用されています。その赤土に漆喰を塗り固めた後、「のし瓦」(瓦割りでおなじみのやつ)を積み重ねていく

雨漏りの主な原因は、漆喰が剥がれた後に土台が崩れたり、施工ミスなど。

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【原因】何故、雨漏りするのか?

いろんな理由がありますが、原因の多くは土台が崩れた箇所から雨水が浸入
もう一つよくある問題が施工ミスですが、こちらに関しては説明が長くなりますので今回は省略します。(後日詳しく説明しますね)
【解決】雨漏り処置の方法
既存の棟・隅棟を解体及び撤去 → 土台から施工 のし瓦の積み直し
【価格】工事範囲・工事内容によって異なる
およそ 10,000円〜15,000円/m

今現在の棟や隅棟の施工方法は、土台に「なんばん」「シルガード」という屋根材を用いたり「乾式工法」が主流になってます。寿命を考えるとこちらがお勧めです。

 

 

 

原因⑤ サイディング目地の老朽化(外壁)

「サイディング(外壁)目地」=サイディングとは外壁のパネル。そのサイディングの継ぎ目のことを目地と言います。

サイディングには継ぎ目が存在し、そこを埋めるためにゴム状の目地材を注入しないといけません。
あまり知られていませんが、サイディング目地には寿命があります。

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【原因】何故、雨漏りするのか?

約10年程度で紫外線の影響や気温の変化により劣化してしまうため、原因の多くはその目地からの雨漏りが非常に多いのです。
【解決】雨漏り処置の方法
劣化している既存のシーリングを剥離撤去 → 新しいシーリング材の打設

※注意:外壁の塗装を検討の際は、必ずシーリング目地の工事も含めた内容で見積もり依頼されることをお勧めします。

【価格】規模によって異なる
およそ 1,300円~1,500円/m(状況によっては足場が必要な場合があります)

あまり知られていない工事内容かと思いますが、雨漏りを防止する上で非常に重要な工事になります。
シーリング材には膨大な種類がありますが、お勧めはSRシール『H100』(期待耐候年数30年)になります。

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

■谷板金の老朽化

■ルーフィング(防水シート)の老朽化

■雨樋の損傷(2階屋根)

■棟、隅棟の損傷

■サイディング目地の老朽化(シーリング)

 

以上、主な雨漏り箇所に関する「原因」「解決方法」「およその価格」についてお伝えをしてきました。
主な原因やおよその価格を知ることで、いざ雨漏りが発生するような緊急時においても落ち着きを保つことができますし、冷静な状態で判断ができるかと思います。

 

 

 

今後の暮らしに是非お役立て下さい。

 

 

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株式会社MUKAI <雨漏り工事専門店>
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